ゴルフのワゴン版、新型ヴァリアントはゴルフにマイルドな乗り心地と広い荷室が加わった無敵の実用車だった
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹 121
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹 121
ハッチバック同様、いずれも48V電源システムを用いたマイルドハイブリッド仕様の1L直3ターボ(最高出力110ps、最大トルク200Nm)と1.5L直4ターボ(同150ps、同250Nm)の2種類のガソリンエンジンをラインアップする。どちらも7速デュアルクラッチ・トランスミッションとの組み合わせ。
今回試乗したのは、1Lのほう。控えめなスペックだが、発進時にベルト駆動式スタータージェネレーターが加速をアシストすることもあって、ハッチバックでは実用上まったく問題がないことを確認済みだが、50kg重いヴァリアントではどうか。やっぱりまったく問題なかった。電気アシストでスムーズに発進し、痛痒なく望む速度までもっていくことができた。郊外のバイパスでも高速道路でも、いったん速度を上げてしまえばこっちのもの。ワイドレンジのギアレシオによって低回転を維持して巡航することが可能。だから3気筒でも静かだ。
全開加速も試みたが、さすがに穏やかな加速に甘んじる。1.5L版は当然もう少し活発だが、速いわけでもない。速いゴルフが欲しいならGTIかRを待とう。でも速いクルマを望むならゴルフの他に選択肢が結構ある。ゴルフの魅力はベーシックモデルであっても安全性や快適性は一級品という点にある。ベーシックなモデルにこそゴルフの魅力が凝縮されていると思う。
乗り心地はハード過ぎずソフト過ぎずちょうどよく、堅牢なボディから生えた足まわりがしなやかに路面からの入力を処理するというのがハッチバックの印象だが、ヴァリアントでも基本路線は同じ。ほんの少しハッチバックよりもソフト&マイルドという印象を得た。ソフトというのは足まわりで、マイルドというのは挙動全体に対する印象。決して操作に対する反応が鈍いわけではないが、穏やかな反応となって返ってくる。そうさせるのは50mmのホイールベース延長か、ヴァリアント化による前後重量配分の変化かわからないが、とにかくそういう印象をもった。
なお先代ゴルフシリーズ同様、グレードによってリアサス形式が異なり、上位モデル(新型の場合は1.5L版)に4リンクが付き、下位モデル(同1L版)にはトレーリングアームが付く。4リンク(マルチリンク)のほうが複雑で高価なシステムだが、ゴルフの場合、1L版が1.5L版に比べ、低級な乗り心地というわけでもない。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
ホンダ、新エアロにより最高速は向上も残る課題。新エンジン投入はサマーブレイク後の見込み/第7戦イタリアGP
ザ・ニッポンの高級車の進化──新型トヨタ・クラウン・クロスオーバー試乗記
トヨタの豊田章男会長、不正発覚で陳謝 「間違いをした時は一度立ち止まる」 認証プロセス管理の仕組みは年内に構築
ボルボの最新BEV「EX30」の全身に息づく"ほどよきこと"の魅力
トヨタが発表した不正行為と対象車種の一覧
ステップワゴン、ZR-Vなど4車種が価格改定 原材料価格と物流費が影響
【販売店も確信】次期「デリカD:5」やはり開発中。独自ボディとPHEV化で「デリカD:6」を名乗る?
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?